【キューティクルリムーバーとキューティクルクリームのネイルケアの違い】

キューティクルリムーバーとキューティクルクリームの違い、皆さんはご存じでしょうか?

ネイリストの方で講師業などをされてる方は知ってると思いますが、サロンワークだけの方だとなかなか理解している方が少ないように感じます。

 

まずは成分が全く違いますよね。

キューティクルリムーバーは水酸化カリウム等のアルカリ性の性質のものが多く、角質化している皮膚を柔らかくして、余分な角質を取り除きしやすくしてくれますがアルカリ性でもあるために甘皮除去後はできれば水洗などを行いキューティクルリムーバーをきちんと取り除く必要がありますね。そのまま皮膚に残ってしまっていると時間の経過とともにカサツキの原因になってしまうこともあります。よくネイルケア後から2~3日後に爪まわりにささくれができたというお話を聞くこともあります。そのような場合は水洗(ネイルサロンではウォーターケアのブラシダウンという工程になります)が不十分だったり、キューティクルクリームでのネイルケアに変更する方がお客様のスキンコンディションに合っている場合もあります。

 

キューティクルクリームは、上記とは違いワセリン等の油脂やグリセリン等の保湿成分などが多く潤いを与え柔軟にしながら余分な角質を取り除くことになり、ネイルケア後にささくれ等も起きにくくなります。

本来ネイルケアではお客様のスキンコンディションでキューティクルリムーバーとキューティクルクリームを使い分けることが正しいのですが、ネイルサロンの現場ではジェルの流行りと共にドライケアというケアが流行ってしまいキューティクルリムーバーが主流になってしまってます。ささくれ等のお悩みのお客様にはぜひ正しいウォーターケアを行い、ネイルプレートの油分除去を正しく行えばジェルの定着の妨げにはならないのでお客様のお悩みを解消しながらサロンワークを行っていきたいですね。

 

ネイリスト検定でも数年前から上記両方の正しい工程も発信されています。

これからネイルをはじめる方は是非正しいネイルケアを学び健康的な爪を維持しながらネイルを楽しんでくださいね。