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2025.12.08

ネイル基礎知識 ジェルネイルの基礎知識

【初心者・入門者必見】セルフネイルに必要なものをマニキュアとジェルネイルそれぞれ解説

初心者入門者必見セルフネイルに必要なものをわかりやすく解説します

ネイルサロンではなく、自分でネイルアートを楽しむセルフネイルに必要な道具について、初心者の方でもご理解いただけるように、わかりやすく解説します。

セルフネイルとは?

セルフネイルとは、ネイルサロンに行かずに自分でネイルアートをすることです。セルフネイルに必要なものは、マニキュアジェルネイルで異なります

マニキュアとジェルネイルの違い

マニキュアは、ネイルポリッシュネイルカラーとも呼びます。有機溶剤(他の物質を溶かす性質、乾きやすい性質を持つ)に顔料や樹脂を混ぜて作られています。爪に塗ると有機溶剤が蒸発して顔料や樹脂などが爪の上に残って固まります。
ジェルネイルのようにライトを必要としないため手軽に楽しめますが、乾くまでに時間がかかったり、自然乾燥してしまうため、塗った瞬間から固まり始めてしまって、やり直しができない、耐久性がなく、数日で落ちてしまうことがあるなどのデメリットがあります。

ジェルネイルは、紫外線(UV)や可視光線(LED、目に見える光)をライトで当てることで固まる光硬化樹脂という物質が主成分です。マニキュアのように自然乾燥しないため、ライトを当てるまでやり直しができます。また、マニキュアよりも厚みを出すことができ、耐久性が高いため長持ちします

マニキュアとジェルネイルの特徴を下にまとめました。

ネイルの種類 硬化方法 メリット デメリット
マニキュア
  • 自然乾燥
  • ライトが不要で手軽
  • 必要な道具が少ない
  • 乾燥に時間がかかる
  • 塗った瞬間から硬化が始まるためやり直しができない
ジェルネイル
  • ライトで紫外線や光を当てる
  • 耐久性が高く長持ちする
  • デザイン、アートの幅が広い
  • 必要な道具が多い
  • マニキュアよりも爪への負担が大きい

マニキュアであっても、ジェルネイルであっても、きれいに仕上げるために欠かせないのが普段のネイルケアです。

ネイルケアに必要なもの

爪の形を整え、甘皮を処理し、表面を磨くことがセルフネイルの基本です。専用の道具で丁寧に下準備することでネイルの仕上がりや耐久性を向上させることができます。ネイルケアに必要な道具を解説します。

ネイルファイル(爪やすり)

ネイルファイルで爪を整える様子

ネイルファイルとは、爪やすりのことで爪の長さを整えたり、表面の凹凸を整えたりするために使います。
ネイルファイルは大きく分けて地爪を整えるためのエメリーボード、人工爪の長さを整えるゼブラファイル、爪表面の凹凸を整えるスポンジファイルの3つがあります。
この他にもシャイナーと呼ばれる表面に光沢を出すためのネイルファイルなどがありますが、まずは、エメリーボード、ゼブラファイル、スポンジファイルの3種類は持っておくと良いでしょう

エタノール

エタノールの画像

エタノールは、手指消毒や油分のオフはみ出たカラーの拭き取り、道具の消毒のために使います。

また、ジェルネイルを地爪に定着させるため、爪表面の油分と水分を除去するためにも使います。ジェルメーカーによってはプレップと呼ばれていることもあります。

また、ジェルネイルは最後に未硬化ジェルを拭き取る必要があるので、その拭き取りにもエタノールを使用します。

エタノールには加水エタノールと無水エタノールがあります。
ジェルネイルを長持ちさせるためには爪表面に水分を残さないことが重要なため、無水エタノールを使うことをおすすめします。

キューティクルリムーバー

キューティクルリムーバーとは、硬くなった甘皮(爪の根元側の皮膚)を軟かくするためのものです。キューティクルリムーバーを使うと楽に甘皮ケアができます。

甘皮を残したまま、マニキュアやジェルネイルをすると仕上がりが悪くなり、ネイルも剥がれやすくなります。しっかりと甘皮を処理してネイルを美しく見せましょう。

プッシャー・ウッドスティック

プッシャーでネイルをオフする様子

プッシャーやウッドスティックは、キューティクルリムーバーと同じく、甘皮ケアに使います。

キューティクルリムーバーで軟かくした甘皮をプッシャーやウッドスティックで除去します。ただし、正しい知識を持って甘皮ケアを行わないと爪や爪周りの皮膚を傷つけてしまう可能性があるため、注意しましょう。

また、ウッドスティックは皮膚にはみ出してしまったジェルを取り除くためにも使えます。

キューティクルニッパー

キューティクルニッパーは、甘皮処理やささくれを切り取る道具です。ささくれを無理やり取ると血が出る恐れがあるため、ニッパーで丁寧にカットしましょう。

ネイルオイル

ネイルオイルは、爪や甘皮、爪の周りの皮膚を保湿、保護するために使います。ネイルをオフした後の爪は乾燥しやすいため、保湿は大切です。

マニキュアに必要なもの

セルフでマニキュアを楽しむために、必要なものを紹介します。

ベースコート

ベースコートは、爪の補強材です。マニキュアを塗る前に爪に塗ることで、色素沈着などから爪を保護すると同時に、爪の凹凸をカバーすることでマニキュアが剥がれにくくなります

マニキュア(ネイルポリッシュ)

マニキュア(ネイルポリッシュ)は、爪に色をつけるためのものです。ベースコートの上に好みの色のマニキュアを載せます。

トップコート

トップコートは、マニキュアを保護して長持ちさせるためのものです。マニキュアの上に塗って仕上げます。塗ることでツヤ感をアップさせることができます。

除光液

除光液(リムーバー)でマニキュアを落とします。一般的な除光液はアセトンという有機溶剤が主成分です。アセトンは油を取る作用が強すぎるため爪や指先の油分を奪います。すると皮膚や爪が乾燥しすぎてしまい、爪の割れなどを招く恐れがあります。また、アセトンは臭いも強く、吸い込むと頭痛や吐き気などを催すことがあるので、取り扱いには十分注意しましょう

コットン

コットンの様子

コットンに除光液やエタノールを染み込ませて使用すると便利です。

ジェルネイルに必要なもの

ジェルネイルをセルフで楽しむために必要なものを、解説します。

ネイルブラシ(平筆タイプ)

 

専用のブラシでネイルを塗る様子

マニキュアでは、キャップの裏にブラシがついていますが、ジェルネイルするには、専用のネイルブラシが必要です。

メイク用のものではなく、ジェルネイル専用のものを買うようにしましょう。ジェルネイルをむらなく均等に塗るには、筆の先端が直線的にカットされている平筆タイプが便利です。

ジェル

ジェルネイルの画像

ジェルには、ベースジェルカラージェルトップジェルがあります。

ベースジェルは、ジェルネイルの定着を良くしたり、色素沈着から地爪を守るため爪の上に塗ります。その上にカラージェルを塗り、最後にトップジェルを塗ります。トップジェルは、ストーンやパールなどのパーツ類をしっかりと固定し、耐久性を上げる役割があります。

硬化不良や浮きや欠けなどのトラブルを防ぐためベースジェル、カラージェル、トップジェルは全て同じメーカーのものを使いましょう

ネイルライト

ネイルライトで硬化している様子

ジェルネイルはマニキュアのように自然乾燥させるのではなく、ネイルライトで爪の上に塗った層をその都度、固めて(=硬化)仕上げます。

ライトは大きく分けてUVライトLEDライトの2種類あります。
各メーカーによって発売されているジェルがどちらのタイプのライトで固まるのか異なるため、メーカー指定または推奨のライトを使用しましょう

ネイルリムーバー

ネイルリムーバーの一つ、5’OFF GEL REMOVERでネイルをオフしている様子

ネイルリムーバーは、ジェルネイルを落とすための溶剤です。コットンにリムーバーを染み込ませてネイルの上に載せ、アルミホイルで巻いて浸透させて使います。

リムーバーにはアセトンを含むものとアセトンを含まないものがあります。

アセトンは油を取る作用が強すぎるため、爪や指先の油分を奪います。すると皮膚や爪が乾燥しすぎてしまい、ジェルアレルギーやグリーンネイル(緑膿菌感染症)、黄ばみ、爪の割れ、二枚爪などになることがあります。さらに、アセトンは臭いも強く、吸い込むと頭痛や吐き気につながる恐れもあります

ノンアセトンリムーバーは、アセトンを含みません。比較的穏やかな成分が使われており、アセトンよりも安全で、爪や皮膚に優しく、アセトンアレルギーの心配がありません

ノンアセトンリムーバーの中でおすすめなのが、5’OFF GEL REMOVER(ファイブオフジェルリムーバー)です。5’OFF GEL REMOVERは、ノンアセトンでありながらジェル状の製品です。そのため、液だれせず、必要な箇所にピンポイントで塗布できるため、コットンもアルミホイルも不要です。

5’OFF GEL REMOVERをお求めの方は、下記リンクの公式オンラインストアからお買い求めください。

まとめ

予算面から最初から全て揃えることは少し躊躇してしまうかもしれませんが、今回ご紹介した道具は一度持ってしまえば何度も繰り返し使用できるものがほとんどです。各メーカーからお得な導入セットも発売されているので、まずはメーカーを揃えて準備することをおすすめします。

このコラムを書いた人
5’OFFスタッフ E.M
ネイリスト歴11年
5’OFFでは商品の企画や開発、講師としてセミナーなどを開催しています