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2025.04.12

ジェルネイルの基礎知識

セルフジェルネイルを始めるために揃えたい必須道具をご紹介

ジェルネイルは、乾かす時間が不要で、3~4週間ほど長持ちするという点でポリッシュ(マニキュア)よりも人気が高いアイテムです。
そこで、ネイルサロンで楽しむだけでなく、ご自身でジェルネイルを施す「セルフジェルネイル」を楽しむ方が増えてきています。

ご自宅でジェルネイルを始める際は、ネイルファイルやネイルライトなど、いくつかのアイテムを用意する必要があります。
今回はそんなセルフジェルネイルを始めるために揃えたい必須アイテムをご紹介します。

セルフネイルでも人気のジェルネイルとは?

ジェルネイルとは地爪の上にUVライトやLEDライトで樹脂を固めて(=硬化といいます)作り出す人工爪のことです。
ライトで硬化させることで乾かす時間が不要となり、若干爪の補強にもなることで2000年ごろより日本でも普及しています。

また、ポリッシュの場合は、自然乾燥で固まるため、塗った瞬間から固まり始めてしまうため、慣れていない方だと上手く指先に塗ることができず、失敗してしまいます。
一方でジェルネイルの場合は、ライトに当てない限り何度でもやり直しできるので、自分の納得のいく仕上がりになるまで調整できる点も好まれています。

ジェルネイルに必要な道具

それでは、ジェルネイルを楽しむために必要となる道具をご紹介していきます。

ジェルネイルの道具はネットショッピングで様々な商品を見つけることができますし、薬局やバラエティショップだけでなく、一部のアイテムについては100円均一ショップでも取り扱いがあります。

プロネイリスト用の商品を購入できるネイルグッズショップやメーカー公式ショップなどもあるので、予算や目的に合わせて選んでみてください。

ネイルファイル(爪やすり)

爪の長さを整えたり、表面の凹凸を整えたりために使用するのがネイルファイル(爪やすり)です。
ネイルファイルは大きく3種類あり、地爪を整えるためのエメリーボード、人工爪の長さを整えるゼブラファイル、爪表面の凹凸を整えるスポンジファイルがあります。
この他にもシャイナーと呼ばれる表面に光沢を出すためのネイルファイルなどがありますが、セルフジェルネイルを楽しむ際には、エメリーボード、ゼブラファイル、スポンジファイルの3種類は持っておくと良いでしょう。

エタノール

ジェルネイルを地爪に定着させるためには、爪表面の油分と水分を適切に除去してからジェルネイルを施すことが重要です。
そのために必要なアイテムがエタノールです。
ジェルメーカーによってはプレップと呼ばれていることもあります。

また、ジェルネイルは最後に未硬化ジェルを拭き取る必要があるので、その拭き取りにもエタノールを使用します。

エタノールには加水エタノールと無水エタノールがあります。
ジェルネイルを長持ちさせるためには爪表面に水分を残さないことが重要なため、無水エタノールを使うことをおすすめします。

ジェル

ジェルと地爪の定着を良くするためのベースジェルと、コーティングするためのトップジェルも必要なアイテムです。
そこにお好きな色のカラージェルやデザインを乗せるためのパーツ類を追加していきます。

硬化不良や浮きや欠けなどのトラブルを防ぐためベースジェル、カラージェル、トップジェルは全て同じメーカーのものを使用することがおすすめです。

ポリッシュのようなボトルタイプの場合、ボトルからそのまま使うことができます。
また、ジャータイプの容器に入っているものは別に筆を準備する必要があります。

初めてジェルネイルに挑戦する方はボトルタイプのものから試してみると良いでしょう。

ネイルライト

ジェルネイルはポリッシュのように自然乾燥させるのではなく、ネイルライトで爪の上に塗った層をその都度固めて(=硬化)仕上げていきます。
そこで、ジェルネイルを硬化させるためにはジェルネイル用のライトが必須です。

ライトは大きく分けてUVライトとLEDライトの2種類のものがあります。
各メーカーによって発売されているジェルがどちらのタイプのライトで固まるのか異なるため、メーカー指定または推奨のライトを使用することで、ジェルが固まらない・浮きやすいなどのトラブルを防ぐことが期待できます。

ジェルリムーバー

ジェルネイルを落とすためには専用のリムーバーが必要です。

各メーカーからジェルリムーバーのような名称で発売されており、主にアセトンと呼ばれる薬品が使用されています。
落としたいジェルネイルの表面をネイルファイル(ゼブラファイル150がおすすめ)でまんべんなく削り、ジェルネイルの大きさに合わせてカットしたコットンにジェルリムーバーをしみ込ませ、ジェルネイルの上に置き、しっかり浸透するようにアルミホイルで指一本ずつ巻いて10~15分ほど置いておくことで、ジェルネイルが柔らかくなり落とすことができます。

ワイプ

ジェルリムーバーの工程で必要となるアルミホイルやコットンの他に、ワイプと呼ばれる薄い拭き取り用のペーパーもあると良いです。
キッチンペーパーでも代用できますが、爪の表面に細かい繊維が残らないものを選ぶと綺麗な仕上がりを作ることができます。

プッシャー

甘皮ケアをするとジェルネイルを長持ちさせ、爪を健康に育てることができます。

甘皮とは爪の根元側の皮膚のことで、爪表面に必要以上に密着している部分を取り除くことを甘皮ケアといいます。
プッシャーと呼ばれる道具があると簡単に甘皮を除去できるほか、ジェルネイルを長持ちさせることにつながりますが、正しい知識を持って甘皮ケアを行わないと爪や爪周りの皮膚を傷つけてしまう可能性があるため、注意しましょう。

ウッドスティック

皮膚にはみ出してしまったジェルを取り除くためにウッドスティックと呼ばれる道具があると便利ですが、まずはつまようじでも代用することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はセルフジェルネイルを始めるために必ず揃える必要のあるアイテムをご紹介しました。

予算面から最初から全て揃えることは少し躊躇してしまうかもしれませんが、今回ご紹介した道具は一度持ってしまえば何度も繰り返し使用できるものがほとんどです。各メーカーからお得な導入セットも発売されているので、ジェルとライトの相性やジェル同士の相性のためにもまずはメーカーを揃えて準備することをおすすめします。

自分の好きな時に好きなデザインに挑戦できるので、ぜひ一度セルフジェルネイルに挑戦してみてください。

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このコラムを書いた人
5’OFFスタッフ E.M
ネイリスト歴11年
5’OFFでは商品の企画や開発、講師としてセミナーなどを開催しています
現役ネイリストとして表参道の5’OFFサロンでサロンワークも行っています