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ジェルネイル
ピールオフジェルのメリット・デメリットを解説
ジェルネイルはポリッシュ(マニキュア)に比べて、乾かす手間がなく強度も強いため、手軽なおしゃれとしてネイルサロンのみならず、セルフで楽しむ方が増えてきました。
今回はそんなセルフネイラーの中でも特に人気が高いピールオフジェルのメリットとデメリットを説明した上で、デメリットをカバーできるジェルネイルをご紹介します。
【目次】
セルフネイラーに人気のピールオフジェル
ピールオフジェルとは、除光液やジェルリムーバーを使うことなく、簡単にはがすことができるジェルネイルです。
一般的なジェルネイルの場合は、オフの際に道具を使って削ったり、溶剤を使用して溶かしたりする必要があるのに対し、ピールオフジェルはシールを剥がす感覚で簡単にオフできるため、近年特にセルフネイラーには大変人気がある商品です。
ピールオフジェルのメリットについて
ピールオフジェルのメリットについて3点ご紹介します。
■メリット①はがすだけでオフできる
ピールオフジェルは、道具で削ったり、地爪を傷つける心配があったりといった面倒で難しいオフの作業をほぼゼロにすることができます。
そのため、お仕事で忙しい人、頻繁に新しいデザインを試したい人、オフの作業が苦手な人におすすめです。
■メリット②通常のベースジェルと置き換えるだけで簡単に使用できる
はがすだけのオフに必要なことは、特別にありません。
これまでのジェルネイルと同様に爪の表面の油分や水分を除去したあと、ベースジェルの代わりにピールオフジェルを塗るだけです。
■メリット③オフに使用する道具が必要なくなる
先述した通り、ピールオフジェルははがすだけでオフできます。
そのため、これまでオフするために必要だった爪やすりやリムーバーと呼ばれる溶剤、その溶剤を沁み込ませるためのコットンや包むアルミホイルを準備する手間・費用が不要になります。
ピールオフジェルのメーカーによってはオフの際にエタノールを使用する場合もあるので、
ピールオフジェルの使用方法はぜひチェックしてみてください。
ピールオフジェルのデメリットについて
とにかくオフが簡単になるピールオフジェルですが、一方でデメリットもあります。
これからご紹介するデメリットを知っておくと、
より快適にピールオフジェルを使用できますのでぜひ参考にしてください。
■デメリット①簡単に取れてしまう
ピールオフジェルは爪の表面にただ張り付けている状態のため、意図しないタイミング(早いときで一日)で取れてしまうことが多く、一般的なジェルネイルに比べて長くもたせることは難しいというデメリットがあります。
また、定着力が強いピールオフジェルもありますが、長くもつ反面、はがす際に爪表面の組織まで一緒にはがれてしまうというデメリットがあり、何度も着けたり剥がしたりを繰り返すことで、爪を傷めてしまう原因となってしまいます。
■デメリット②爪表面を傷つけてしまう場合もある
簡単に取れることが魅力のピールオフジェルですが、爪表面の状態や爪との相性によっては、簡単にオフできないというデメリットがあります。
そんなときに無理やり剥がしてしまうことで、爪の表面の一層も一緒に剥がしてしまい、爪の表面を傷つけてしまうおそれがあります。
そんなときはエタノールや専用リムーバーを使用して、優しくゆっくり剥がすことで、爪へのダメージを防ぐことができます。
ピールオフジェルは、メリット・デメリットもある商品
筆者も数種類試してみましたが、値段も様々であり、中でも安価なものは試しやすい反面、デメリットが顕著に現れる傾向を感じました。
また、プロネイリスト数人と「ちょうど良いピールオフジェル」を探すべく検証を行いましたが、そもそも人それぞれ「ちょうど良い」の感じ方が異なりました。
■長持ちタイプ
できるだけ長持ちさせたい、気に入ったデザインを長く楽しみたい方におすすめです。
定着がよいため長持ちする一方で、オフの作業を慎重に行う必要があります。
まとまったネイル作業時間を1カ月に1度程度なら取れるという方におすすめです。
■オフが簡単なタイプ
意図しないタイミングで取れてしまうというデメリットがあるものの、簡単にオフができるため、例えばお風呂に入りながら簡単にネイルを落とすことができます。頻繁に付け替えを行う方、気軽にネイルチェンジをしたい方、イベントに合わせたネイルデザイン・ファッションに合わせたカラー選びを楽しみたい方などにおすすめです。
■オールマイティタイプ
比較的定着も良く、オフも簡単なピールオフジェルもありますが、価格が高くなる傾向があります。
プロネイリスト向けの問屋さんで取り扱いのあるピールオフジェルは、オールマイティタイプが多くありました。一般の方でも利用できる問屋さんもあるのでぜひチェックしてみてください。
ピールオフは時短になるのか?
はがすだけのオフは簡単ですが、一方で10本全ての指のはがすという作業が発生します。
先述した通り、無理やり剥がしてしまうと爪の表面を傷つけてしまう恐れがあるため、注意しながらオフの作業を行う必要があります。
通常のジェルリムーバーを使用したオフではリムーバーを浸透させる放置時間が10分ほどあり、その時間で次のデザインを考えたり、オフの作業に使用した道具を片づけたりすることが出来ました。
一方、ピールオフの場合は全て手作業で剥がす作業を行うため10本の指につきっきりになるため、1本の指のオフに1分かかるとすると剥がす作業全体で10分作業を行うことになりました。作業を進められている安心感はありますが、時間の有効活用を考えると通常のオフと大きな差はないと筆者は感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、ピールオフジェルのメリットやデメリットについて解説しました。
デザインとして目に見える工程ではないジェルネイルのオフですが、実は使用方法や成分にこだわって健康な爪をキープすることが、せっかくお気に入りのデザインに仕上げたジェルネイルを長持ちさせる大切なポイントになります。
ぜひご自身にあったオフの方法を取り入れて、健康に長くジェルネイルを楽しんでください。
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このコラムを書いた人
5’OFF スタッフ E.M
ネイリスト歴11年
5’OFFでは商品の企画や開発、講師としてセミナーなどを開催しています
現役ネイリストとして表参道の5’OFFサロンでサロンワークも行っています。