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ささくれとは?原因や予防法、対処法、ジェイルネイルとの関係などを解説

冬になると悩まされるささくれ。その原因や予防法、対処法、ささくれとジェルネイルの関係などをわかりやすく解説します。
【目次】
ささくれとは?
ささくれとは、さかむけとも呼び、指先や爪の周りにある皮膚や爪そのものが部分的にめくれ上がっている状態です。指先や爪の周りの皮膚にできたささくれの傷は小さいですが、服の繊維などにひっかかり、むけてしまうと激しい痛みを伴います。これらの刺激が繰り返されると、細菌に感染し、化膿してひょう疽につながることもあるため注意が必要です。
ひょう疽とは?

ささくれが重症化して起こるひょう疽は、ささくれから細菌が侵入、増殖して患部が化膿することで起きます。ひょう疽は、激しい痛みと赤みと腫れ、膿などを伴い最悪の場合、患部が壊死することもあるため、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。
ささくれの原因と対策
ささくれは、指先の乾燥や栄養不足、外部刺激などで起きます。詳しく見ていきます。
指先の乾燥

ささくれができる一番の原因は乾燥です。特に冬場は気温と湿度が低下することで皮膚の水分が奪われやすいため、皮膚の一部がめくれ上がってささくれになります。
水分を保った健康な皮膚は弾力があるため、爪の成長で引っ張られても皮膚が無理やり引き裂かれることはありません。しかし皮膚の水分が不足すると、裂けてしまうことがあります。
ジェルネイルやマニキュアを落とすリムーバーや除光液の主成分のアセトンは皮脂を落とす力(脱脂力)が大変強いため、ネイルを楽しむ方は注意が必要です。またネイルをしていなくても、手洗いやアルコール消毒によっても乾燥に拍車がかかるため、手を洗う機会が多い仕事の方も注意しましょう。
乾燥はささくれだけなく、指先のひび割れやあかぎれの原因にもなります。
こまめな保湿
乾燥を防ぐために、ハンドクリームやオイル(ワセリン、シアバターなど)をこまめに塗り、指先の乾燥を防ぎましょう。特に就寝前はたっぷり塗って、手袋をすることで保湿効果が高まります。
また、石鹸で手を洗った後やアルコール消毒後は、すぐにハンドクリームを塗って乾燥を防ぎましょう。
指先の乾燥とジェルネイル
ジェルネイルをオフするリムーバーは、アセトンという化学薬品を主成分としているものが多いです。このアセトンはジェルネイルを溶かす力(溶解力)が大変強いですが、爪の油分を奪う力も大変強いため、爪を乾燥させます。これにより指先から水分が奪われ、ささくれになってしまいます。
アセトンによる乾燥は、ささくれだけでなく、緑膿菌感染症(グリーンネイル)や二枚爪、ジェルアレルギーなどのトラブルも引き起こします。
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栄養不足
ビタミンAやビタミンB群(B2、B6)、ビタミンE、タンパク質、亜鉛が不足することによって、皮膚の再生能力が低下し、ささくれができやすくなります。以下の食品をバランスよく摂取しましょう。
| ビタミンの種類 | 効果 | 食品 |
| ビタミンA | 皮膚の潤いを保ち、乾燥を防ぐ | にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、レバー等 |
| ビタミンB2 | 皮膚のターンオーバーを促進し、傷つきにくい肌を作る | 納豆、レバー、うなぎ等 |
| ビタミンB6 | たんぱく質の代謝を助け、健康な皮膚を維持 | 鶏肉・バナナ・大豆・玄米等 |
| ビタミンE | 血行を促進し、肌の修復をサポート | ナッツ類・アボカド・ひまわり油等 |
| タンパク質 | 健康な皮膚や爪を作るための基本栄養素 | 肉・魚・卵・大豆製品・乳製品等 |
| 亜鉛 | タンパク質や皮膚のターンオーバーを促進する酵素の合成に不可欠 | レバー・牛肉・牡蠣・チーズ等 |
外部刺激
タイピング作業や楽器演奏などの頻繁な指先の使用や爪や指先の皮膚を噛む癖により、爪周りや指先の皮膚が硬くなりやすく、ささくれができやすい状態になります。
食器洗いや掃除など、洗剤を使う場合はゴム手袋を着用したり、無意識に噛む癖がある人は、爪を短く整える、手袋をするなどの対策を行いましょう。
不適切なケア
爪を無理に引っ張ったり、爪切りや爪やすりでのケアを怠ると、ささくれが生じることがあります。一方で、過剰なケアを施すことによっても指先にダメージが蓄積し、ささくれができることがあります。
ささくれができそうな部分を見つけたら、早めに爪切りやニッパー等でカットしたり、手を洗った後にこまめにハンドクリームを塗るなど、適度なケアを心がけましょう。
ささくれの対処法
ささくれができた時の対処法は次の通りです。
傷口を清潔に保つ
ささくれを引っ張らず、清潔な爪切りやニッパー等で切り取ります。また、傷口ができた場合は消毒をし、絆創膏や軟膏を塗って保護します。
指先の保湿を強化する
指先に保湿クリームやオイルを塗り、皮膚の回復を促します。寝る前は、コットン製の手袋を着用して寝ると、より高い保湿効果を得ることができます。
炎症がひどい場合は皮膚科を受診しましょう
頻繁にささくれができる場合や、痛みが強い場合、化膿している場合は、自分でケアするのではなく皮膚科を受診しましょう。
まとめ
ささくれができる原因は、主に 乾燥・刺激・栄養不足です。こまめな保湿をしっかりすることや、栄養バランスを整えることが予防につながります。
ジェルネイルを頻繁にする方は、アセトンフリーのリムーバーを使用して、指先の乾燥を防ぐことを心がけましょう。
指先にささくれができたら、無理に引っ張らずに清潔な爪切りやニッパー等で切り取り、絆創膏や軟膏を塗って保護しましょう。また、手洗い後やお風呂上りに、指先に保湿クリームやオイルを塗り、こまめに保湿をして悪化を防ぎましょう。
特に乾燥しやすい冬場はささくれができやすいので、こまめに保湿をし、健康な指先を保ちましょう。
このコラムを書いた人
5‘OFF スタッフ T.K
美容業界の営業歴 約20年
5‘OFFでは営業として、プロ&一般問わずネイル業界での営業活動を行っております。




