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ネイルダストは体に悪い?健康リスクとサロンでできる8つの対策を解説

ジェルネイルをオフする際には、細かな削りカスであるネイルダストが発生します。
ネイルダストは体に悪いといわれていますが、具体的にどのような影響があるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
特にネイリストは日常的にダストにさらされるため、健康への影響を理解し、適切な対策を取ることが重要です。
この記事では、ネイルダストが体に悪いとされる理由と、ネイルサロンで実践できるネイルダスト対策について分かりやすく解説します。
【目次】
ネイルダストとは

ネイルダストとは、ジェルネイルのオフやネイルケアの際に発生する削りカス(粉塵)のことです。
「ダスト(dust)」は英語で、ちり・ほこり・乾いた粉末という意味があります。
ネイルサロンでは、ネイルマシンを使用してジェルネイルを削る作業が一般的ですが、この作業中に大量のダストが発生します。
ダストは非常に細かい粒子で、施術中には指先や手が白くなるほど付着します。さらに微粒子は空気中にも飛散し、吸い込んでしまう可能性があるため注意が必要です。
そのため、ネイルサロンではネイルダスト対策を行い、施術環境を清潔に保つことが重要になります。
ネイルダストが体に悪いといわれる4つの理由

ネイルダストが体に悪いとされる理由には、主に次の4つがあります。
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吸い込むと肺に蓄積する可能性がある
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目に入ると眼球を傷つける恐れがある
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肌荒れの原因になることがある
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アレルギーを引き起こす可能性がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
吸い込んだダストが肺に蓄積する可能性
ジェルネイル施術で発生するダストは、非常に微細な粉塵です。
通常、空気中の粉塵は鼻毛や気道の働きによってある程度は防がれます。しかし、粒子が極めて小さい場合、肺の奥にある肺胞まで到達する可能性があります。
長期間にわたって大量の粉塵を吸い込むと、以下のような健康リスクが考えられます。
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呼吸器トラブル
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アレルギー症状
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塵肺などの職業性疾患
特に無機粉塵の一部は体内で分解されにくく、炎症や組織の変化を引き起こす可能性も指摘されています。
目に入ることで眼球が傷つく可能性
ネイル施術では手元に顔を近づけるため、知らないうちにダストが目に入ることがあります。
また、粒子が空気中に舞うため、顔を近づけていなくても目に入ることがあります。
目に異物が入ると、
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角膜の傷
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目の炎症
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異物感
などのトラブルにつながる可能性があります。
特にコンタクトレンズを装着している場合は、レンズと眼球の間にダストが入り込み、目を傷つけるリスクが高まります。
肌荒れを引き起こす可能性
ジェルネイルのダストには、アクリル樹脂などの成分が含まれています。
施術中は手だけでなく、顔や腕などにもダストが付着することがあります。肌が敏感な方の場合、次のようなトラブルが起こる可能性があります。
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肌荒れ
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かゆみ
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皮膚炎
特にネイリストは、毎日数時間ダストを浴びる環境にあるため、皮膚トラブルのリスクが高くなることも考えられます。
アレルギーの原因になる可能性
ネイルダストは人体にとって異物であるため、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
例えば以下のような症状が起こることがあります。
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アレルギー性鼻炎
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アレルギー性皮膚炎
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気管支喘息
特に、肌のバリア機能が低下している場合や、長時間ダストにさらされる環境では注意が必要です。
ネイルサロンでできるネイルダスト対策8選

ネイルダストによる健康リスクを減らすためには、サロンでの対策が重要です。
ここでは、ネイルサロンで実践できるネイルダスト対策を8つ紹介します。
1 マスクを着用する
マスクを着用することで、空気中に浮遊するダストを吸い込む量を減らすことができます。
ネイリストだけでなく、お客様にも着用してもらうとより効果的です。
2 メガネやゴーグルを使用する
メガネや保護ゴーグルを着用すると、目にダストが入るリスクを軽減できます。
目のトラブルを防ぐためにも有効な対策です。
3 集塵機(ネイルダストコレクター)を使用する
集塵機は、ネイルオフ時に発生するダストを吸い取る専用機器です。
完全に除去することは難しいものの、ダストの飛散を大幅に減らす効果があります。
4 空気清浄機を設置する
空気清浄機を設置すると、空気中に漂う微粒子を効率よく除去できます。
集塵機と併用することで、より効果的なダスト対策になります。
5 水分を含ませたタオルやペーパーを敷く
コストを抑えた対策として、湿らせたタオルやキッチンペーパーを作業台に敷く方法があります。
ダストは水分に吸着しやすいため、飛散を減らす効果が期待できます。
6 作業後は顔や手をすぐ洗う
ダストは目に見えない粒子も多く、顔や手に付着しています。
そのため作業後は
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手洗い
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洗顔
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ウェットティッシュで拭き取り
などを行い、早めに除去することが大切です。
7 サロン内をこまめに掃除する
細かいダストは床や家具に堆積し、動きによって再び舞い上がります。
そのため、
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施術後の清掃
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定期的な床掃除
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作業台の拭き取り
をこまめに行いましょう。
掃除機では排気で粒子が舞う可能性があるため、フローリングワイパーなどの使用がおすすめです。
8 5’OFF GEL REMOVER(ファイブオフジェルリムーバー)を使う
5’OFF GEL REMOVER(ファイブオフジェルリムーバー)は、あまり削らずにオフできる新しいジェルネイルリムーバーです。一般的なリムーバーとは異なり粘性が高いため垂れることがなく、アルミホイルやコットンが不要で、待ち時間もスマホの操作などが可能です。
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ネイルダスト対策はお客様への配慮も重要
ネイルダストの影響はネイリストだけではなく、お客様にも及ぶ可能性があります。
そのためサロンでは次のような配慮を行うことが大切です。
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マスクやメガネの着用をお願いする
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お客様の荷物をカゴに入れて保護する
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施術後にテーブルや器具を清掃する
常に清潔な環境を保つことで、安心して利用できるサロンづくりにつながります。
まとめ
ネイルダストは、ネイリストだけでなくお客様にも健康リスクをもたらす可能性のある粉塵です。
安全で快適な施術環境を整えるためには、次のような対策が重要です。
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マスクやメガネの着用
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集塵機や空気清浄機の導入
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サロン内のこまめな清掃
ネイルサロンの衛生管理と健康対策のためにも、できることからネイルダスト対策を取り入れていきましょう。
このコラムを書いた人
O.F
ネイル業界歴20年。
化学の知識を活かし、新しいネイル商材や技術の開発に携わっています。




